ｍｏｏｎ　ｎｉｇｈｔ　ｗａｖｅ

　2002.10.23.

今はもう一度忘れても
波に揺れている月の色

君はもうすぐだね、１人の国を抜け出せる
月の明かり揺れて雲の影からみているよ

今夜も短いメールが夜の街を駆け抜けて
君の手のひらでピカピカ光る
ふたことみこと他愛ない出来事を交わし合う
それだけの毎日

今はもう一度好きだと
言ってもかまわない気がする月明かりの夜

君はもうすぐだね、わかってもらえる日が来る
ほんとうの君を、そしてほんとうの僕も

わかってもらえることとわかりあえることの溝は深くて暗い
いつも見せる笑顔とほんとうの笑顔との溝もね
じゃぁ、果たして溝は埋めるものなのだろうか

昨日にさよならを告げても思い出す
明日が見えなくてこのまま何処へ行くのだろう

夢見ていたのは、君がくれた遠い日々
時が流れれば消えてゆくだけのもの
何かを追いかけても、涙が溢れても
明日はひとりきり旅立つ月の野原

あてもない旅立ちだけど、月明かりの中進んでいこう
たとえ今は忘れたい土地でも、いつの日か帰るよ



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